以前シュレーゲルアオガエルを観察したのと同じ宿で、今回は
しばらく止まって、あちらを向き、こちらを向きしていたが、
魚影がなかったのか、数分の後に飛び去っていった。
水面近くを弧を描いて飛んでいく姿は、鮮やかなコバルトブルーが
陽光を反射してまばゆく輝き、息を飲む美しさだった。
カワセミは都会でも見ることができ、埼玉の自宅近く(都会ではないか…)
の公園の池にもカワセミが飛来する。
水面上に突き出した枝に止まって魚を探し、水中にダイブして捕食する習性が
あるので、そういう枝のある場所がお決まりの観察スポットになっており、
週末ともなると、大きな望遠レンズの本格的な撮影機材を持ったカメラマンが
ずらり陣取って、カワセミがやって来るのを待ち構えている。
私は何時間も待つほどの野鳥ファンではないので、たまたまその公園に
行った時に遭遇できればラッキーという程度で、撮影もスマホなので
豆粒のような写真だが、こんな感じ。
この池のカワセミは、まず、池のほとりの人工の杭に止まり、
そこから水面上に張り出した枝に飛び移り、枝の先端に向かって
ちょこちょこちょこと移動し、先端から水中の魚を探す。
魚を見つけるとズバッと水中にダイブし、小魚をくちばしに咥えて
杭に戻る。数口で飲み込み、また枝に飛び移り、ちょこちょこちょこと
先端に移動して、次の獲物を探す。
見事なルーティーンである。観客(カメラマン)を意識しているのでは
ないと思うが…。
# by bibinga | 2023-08-27 11:17 | その他