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ワイン備忘録~マイナーながら秀逸

ワイン備忘録~マイナーながら秀逸_d0135403_2131359.jpgVinsobres 2007, Domaine du Coriancon (Rhone, France)
ヴァンソブル 2007, コリアンソン

ヴァンソブルというアペラシオンをこのワインで初めて知った。期待せずに飲んだが、案に相違して、実に旨かった!

ヴァンソブルのワインが良いというよりも、コリアンソンの腕によるものだろう。

グルナッシュが主だと思うが、ほどよいシラーを感じる。骨格があり、旨みもたっぷり乗っていながら、さらっとした自然さがあって、どこにも引っかからずにスイスイと飲める。化粧気の無い、素顔の美しさ。

最近飲みすぎなので半分で止めるつもりだったが、美味しくて、つい飲みきってしまった。こういうワインが1000円台とは、うれしい限りである。

ただならぬ力量と見たが、販売店による「蔵訪問」記を読むと、生産者の考え方や人となりが詳しく紹介されており、美味しいのも得心がいく。→リンク:ヴェリタス「蔵訪問」
(満足度83)

年末・年始にかけて、ジゴンダス、ヴァケラス、コート・デュ・ローヌ、シャトーヌフ・デュ・パプ、ヴァンソブル、コスティエル・ド・ニーム、と6本の南ローヌワインを飲んだ。下の地図でわかるとおり、これらの産地はアヴィニョン周辺にあり、有名な観光地であるポン・デュ・ガールもほど近い。

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真ん中を流れているのがローヌ川。もう少し上流は北ローヌ地方と呼ばれ、コート・ロティやエルミタージュなどの有名産地がある。北ローヌは、使う葡萄も南とは異なり、赤はシラーが主。

グルナッシュ主体の南ローヌよりもシラーで作られる北ローヌの方が私は好きだが、南ローヌも作り手によってはとても美味しいものがあることがわかり(しかも安い)、探求の余地がありそうだ。

by bibinga | 2011-01-09 15:30 |  

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