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値段と期待満足度

今週は、米国の金融不安のせいで猛烈に忙しい1週間であった。ふう、ようやく一息、やれやれ。

というわけでアップが遅くなってしまったが、前回の続きで、本日のお題は「ワインの値段と期待する満足度の水準について」である。

ワインは高い。

自分はワインに金を惜しまず、かなりバシバシとつぎ込む方であるが、そんな私ですら、3千円以上のワインは「ちょっと高いなぁ」と感じる。5千円以上のワインは滅多に買わない。一大決心が要る。1万円のワインになると、清水の舞台から飛び降りる覚悟である。

高いお金を出すからには、当然美味しいはず、と期待するのが人情というもの。5千円のワインは、千円のワインよりも美味しくなくては困る。では、一体どのくらいが「値段相応」なのだろうか?

もちろん、これは人それぞれ違うので、あくまでも私の場合ということであるが、値段と期待満足度の関係を示すと、だいたい次のようになる。

 1000円のワインに対して期待する満足度=70
 2000円のワインに対して期待する満足度=76
 3000円のワインに対して期待する満足度=79
 5000円のワインに対して期待する満足度=84
 8000円のワインに対して期待する満足度=88
10000円のワインに対して期待する満足度=90
15000円のワインに対して期待する満足度=93
20000円のワインに対して期待する満足度=95

グラフに表すとこんな感じである。
値段と期待満足度_d0135403_23391297.jpg


この水準よりも満足度が高ければコストパフォーマンスの良いワイン、低ければコストパフォーマンスの悪いワイン、ということになる。

誤解を招かぬよう断っておくが、満足度の低いワインを否定しているのでは決してない。

ワインを飲むときに、ワインの良し悪しを決め付けてしまうのは好きではない。ワインに「質の違い」が存在することは確かだが、それとワインを楽しむことは別の問題だと思う。

ワインの味わいは単純に「旨い/不味い」で片付けられるものではなく、無数の軸がある。それぞれのワインにはそれぞれの個性があるのであって、その個性を楽しめば良い。それが「ワインを愛でる」ということだろう。

とは言うものの、本当に美味しいワインを口にすると、個性だの特徴だの、そういう理屈っぽいことは全て吹き飛んでしまう。ひたすら笑いがこみ上げてくるか、涙があふれるか、うーうー唸るか。思考まで行かずに、感性だけで反応してしまう。

こうしてワインにはまってしまったら、もう大変。家計は火の車、体を害し、家族からは見放され、あはれ悲惨な末路へと突き進んでいくのであつた・・・。(良い子は真似してはいけません)

おまけ:「ワインのコストパフォーマンス4象限」

高くて美味しいのは当たり前。(だけど嬉しい)値段と期待満足度_d0135403_23201827.jpg

高くて不味いのは最悪。(すごく悲しい)値段と期待満足度_d0135403_23204917.jpg

安くて不味いのは仕方が無い。(だけど悔しい)値段と期待満足度_d0135403_23211994.jpg

安くて美味しいのはラッキー。(うれぴー)値段と期待満足度_d0135403_23214767.jpg

by bibinga | 2008-09-19 23:57 |  

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