ワイン備忘録(ルロワ ブルゴーニュ・オマージュ・ア・ラン2000)

2009年1月1日(木)

d0135403_23195365.jpgBourgogne Hommage a l'An 2000 NV, Leroy (Bourgogne, France)
ブルゴーニュ(赤) オマージュ・ア・ラン2000 NV, ルロワ

金色のキャプシュルに正月らしさを感じて、元旦の朝に開けた1本。

オマージュ・ア・ラン2000という名前が示すとおり、ミレニアム記念で発売された限定ワイン。1本1本にシリアルナンバーが打たれており、このボトルは28,053番(全132,580本中)。何種類かのワインをブレンドしたらしく、ヴィンテージは明らかにされていない。

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発売当時いろいろな噂が飛び、
 「ラルー・ビーズ・ルロワ女史が自ら樽を指定し、ブレンドした」
 「1997年のコート・ド・ボーヌ・ヴィラージュが主体で、コート・ド・ニュ
 イ・ヴィラージュも加えた」
 「1993、1996、1999年を混ぜている」
等々。何が本当かはわからない。私はまず、「13万本も瓶詰めしたら、中身は一様ではないだろう」と思ってしまう(→ひねくれた性格)。

正規輸入代理店の某デパートはこの銘柄を1万円で売り出したが、ミレニアム・プレミアムを乗せたと言っても、それはちょっとやりすぎだろう。並行物は5000円前後だった。私はミレニアム騒ぎもすっかり忘れ去られた2000年秋に、大丸のフェアで3800円で出たのを2本拾って、セラーに入れておいた。

その後、ロンドン在住中の2004年にボーヌに出かけた際、現地のペラルデルという酒屋にこの銘柄が積まれているのを見つけ、@22.7ユーロで10本購入(No.8267~8276)。ルロワだし、ミレニアムだし、きっと美味しいはずと期待して開けてみたが、味がぼけていて、感心しなかった。落胆のあまり10本立て続けに飲み切り、日本に置いてある2本も帰国したら早々に飲んでしまおうと思った。

ところが、帰国後すぐに1本飲んだところ、案に相違して実においしかったのである。してみると、ボーヌで掴んだ10本は流通過程での保存状態が悪かったのだろう。(2003年の欧州猛暑にやられたか?)

というわけで、元旦に開けたのは、急に惜しくなって取ってあった最後の1本だったのである。

ほど良く枯れていて、ふんわりと軽やかに香り、滑らかに喉を流れ落ちる。新年に相応しい、すがすがしい味がした(気のせい?)。凄いワインでは無く、気楽な裾物ワインであるが、何とも言えないバランスの良さと香り高さは、通常このクラスに無いものだと思う。

ドメーヌ物を飲んだ経験はごく限られているので偉そうなことは言えないが、ルロワのワインが示す感性の煌きは、私の中では、シルヴィ・ギエムやナタリー・デセイにつながっていく。ルロワ夫人は偉大だ、会ったことないけど。
(満足度81)

ノート
・ うっかり日本語ローマ字変換モードのまま、Leroyと打鍵したら、「ぇろy」と変換された。ルロワの
  ワインにはある種妖艶さがあるのは確かだが、えろいと言っては失礼である。
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by bibinga | 2009-01-04 23:16 |  

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