ブルーノ・フォンテーヌ (P) ~心に染みるバッハ

今朝のTV番組「題名のない音楽会」に、ブルーノ・フォンテーヌ氏が出演していたので、彼のCDについて。

J.S.バッハ パルティータ&トッカータ
ブルーノ・フォンテーヌ(P)

TRANSART TR142

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このCDは、ロンドンに居た時に、TRANSART盤を扱う会社の関係の方から戴いたのであるが、一度聴いてすっかり虜になってしまった。以来、繰り返し聴いている。

2004年7月 ランス音楽祭でのライヴ録音。
ライブ収録だと思って耳を澄まして聴くと、ホール全体が息を詰めて彼のピアノに集中しているような気配が感じられる。(→たぶんに先入観に影響されている・・・)

歌が聞こえる。心に染みる。
構造を明確に示しつつも、とてもロマンティックな演奏だ。

恋人のささやきか、母の歌う子守唄か。
この演奏には、心を鎮める優しく懐かしい響きがある。
灯りを落として、瞼を閉じて聞き入りたくなる。 


今日のTV番組では、バーンスタイン「不安の時代」のピアノ・ソロを切れ味鋭くエキサイティングに演奏しており、CDのバッハとはだいぶ趣が違ったが、放射されるオーラやしなやかで粘りのあるタッチを見て、「ああ、あのバッハは、やはり彼の演奏なんだな」と思った。

なんというか、「極める」という域に入った、とてつもないピアニストであるように思える。

ノート
・ ちなみに、このCDの裏面は・・・ 
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by bibinga | 2009-01-25 23:24 |  

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