日本にもマナーハウス?

4月29日(水)

都内某所にて「藤見の会」が開かれ、一度訪れてみたい場所だったので足を運んでみた。

石造りの堂々とした建物である。英国のマナーハウスのような趣がある。
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それもそのはず、この建物は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計になるものである。エリザベス王朝様式のこの荘重な建物は、コンドルの作品の中でも、鹿鳴館やニコライ堂と並んで、傑作の一つと評されているという。

南側は、いかめしい正面とは趣が異なり、大きくバルコニーが広がっている。
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そして、藤棚は東に広がる庭の一画にある。
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この藤は、樹齢300年の古木を明治36年に春日部から移植したものというが、期待した割には大したことは無かった。こと藤に関しては、私の住む埼玉県には「牛島の藤」という、一房の大きさが1メートルから2メートルにも及ぶ、とてつもない風格を持つ名木(樹齢1200年!)があり、これの圧倒的な存在感との比較では、足元にも及ばない。

しかし、藤はともかくとして、コンドル設計の建物は晴天に映え、実に見応えがあった。

ふと視線を遠くにやると、オフィスのビル群が目に入り、このあたりが英国のマナーハウスとは決定的に違うが、都心にありながら、喧騒から切り離されて深い緑の中に屹立する建物の威容は、異次元感覚を惹起して面白い。
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今日、4月29日は「昭和の日」。(みどりの日だとばかり思っていたが、ロンドンに行っている間に、みどりの日は5月4日に移ってしまったらしい。)

この庭園の近くの住宅地を歩いていたら、門の脇に日の丸を掲げている家があった。

そうそう、自分の子供の頃には、祝日に国旗を掲げる家がちらほらあったが、最近、そういう光景をめっきり見なくなった。久しぶりに見た民家の日の丸に、「やっぱ高級住宅地は(我が家のある埼玉とは)違うなぁ」と感じ入って帰ってきた。
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by bibinga | 2009-04-29 22:49 | その他  

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