カテゴリ:創作( 2 )

 

俳句の本

蝌蚪一匹 そっと カトチャン と呼んでみる  (笑)

d0135403_19274022.jpg「俳句、はじめました」岸本葉子著

この本、抜群に面白い!

蝌蚪(かと)はおたまじゃくし(春の季語)。

本書の中で、3月の題として取り上げられています。

  
[PR]

by bibinga | 2010-03-13 16:28 | 創作  

戯れに作ってみた・・・

小漫才「ローマの休日」 作:Bibinga

(関東人2人が、たどたどしいエセ関西弁で)

A いよいよ夏やなぁ。

B 夏やなぁ。

A 夏休み、はよ来んかなぁ。

B 待ち遠しいなぁ。

A 夏休み、なんか予定あるん?

B ちょいと、北海道へ。

A 北海道! そいつはええなぁ、涼しそうで。 で、北海道の、どこ、行くん?

B 浦和。

A 浦和? そら、埼玉やろ。 北海道ちゃうがな。

B 浦和伊勢丹でな、「北海道物産展」やるねん。

A なんや、そういうことかいな。

B みやげ、買うてくるで。六花亭。

A そら売っとるやろな。六花亭は定番やし。

B 「白い変人」。

A 変人ちゃうやろ、恋人やろ。漢字、間違えるな!

B 文句あるなら、みやげ、やらんで。

A わかったわかった。変人でも、恋人でも、どっちでもええわ。
  ところでな、実はな、わしもな、行くねん。

B どこ行くねん?

A どーんと気張って、イタリアや。 どや、すごいやろ。

B イタリア…長介?

A それはドリフ。

B イタリアって、どこにあんねん? 浦和の近くか?

A あほ。 イタリアはヨーロッパじゃ。 ヨーロッパの「真ん中のちょっと下」ら辺や。

B 真ん中のちょっと下、言うたら、(指さす) へその下ら辺か。 いやらしい場所やな。

A あほ、なに訳わからんこと言うてんねん。 ヨーロッパの下じゃ。 地中海寄り、ちゅう意味や。

B ああ、地中かい。 暗いやろな、地面の下は。

A ちゃうちゃう。海やて、う・み。 ち・ちゅう・かい、ちゅう海や。
  世界地図見てみぃ。 長靴みたいなカッコしててな、地中海に突き出てんねん。

B あー、長靴ね。 夏は蒸れそうやね。

A 履いてない! 国のカタチや。 もう、ええわ。
  それでな、イタリアのな、ローマに行くねん。

B おばあちゃん、ね。

A それは「老婆」。 しょうもない駄洒落かますな、もう。
  ローマ言うたらな、昔、「ローマの休日」ちゅう、ええ映画があったんや。

B 懐かしいですなぁ。そうそう、腹抱えて、笑い転げましたがな。

A 待てぃ。 そういう映画ちゃうやろ。 ロマンスやで。
  天下の美女、オードリー・ヘップバーン。 きれいやったなぁ。

B そうそう、時を告げとりました。

A それは「オンドリ」やろ。

B 神社の前に、でかいのが、立ってましたなぁ。

A それは「大鳥居」。

B さあ、皆さんもご一緒に。 お手を拝借、よおーぉーッ。

A それは「音頭とり」。 もー、ええわ。 ええかげんにせい。
  「ローマの休日」はな、王女さまがな、新聞記者とつかの間の恋を楽しむんや。

B 淫乱な女ですなぁ。

A あほ。 王女さまや。 純粋で、きれいな、王女さまや。 バチあたるで、ほんまに。
  えろぅ純真でなぁ、知っとるか、あの場面・・・。

B いや、知らん。

A 待てぃ、どの場面か、まだ言っとらんだろ!
  教会があんねん。 その教会の壁に、ライオンの顔の彫刻が埋まってんねん。 でな、口のとこ
  がな、穴になっとってな、そこに手ぇ入れるねん。 でもな、ウソつきが手ぇ入れるとな、ライオン
  が手ぇ噛むねん。

B そら危険やがな。ケガしよるで。

A あほ、彫りモンや。 ほんまに噛むわけないやろ。 でもな、王女さまはな、ピュアピュアやから
  な、ウソつきは手ぇ噛まれる、言われて、びくびくすんねん。

B ああ、それ知っとる。 思い出したわ。 「マサミの口」やろ。

A マサミちゃうがな、真実や。 「真実の口」。 訓読みすんな。 漢字ちゃんと読め!

B ナンスミヨンク。

A は?

B ナンスミヨンク。 上から読んでもナンスミヨンク、下から読んでもクンヨミスンナ。

A あほ、上からと下からと、全くちゃうやんか。 もう、訳わからんわ。

B ワンラカワケワ。

A は?

B 上から読んでもワンラカワケワ、下から読んでもワケワカランワ。

A やめぃ、ほんとにもう。

B やめぃ、ほんとにもう。

A こんどは、そうきたか。

B こんどは、そうきたか。

A だから、やめろって。

B だから、やめろって。

A 真似すんなよ。

B 真似すんなよ。

A (つぶやく) まいったな・・・。

B (つぶやく) まいったな・・・。

A いいかげんにしろよ。

B いいかげんにしろよ。

A この、真似し小僧!

B この、真似し小僧!

A (大声で) わッ!!

B (大声で) わッ!!

A (超早口で) おまえのかあさん出べそ!

B (一瞬、間) ほんとかよ。 どうして知ってんだよ。

A (たじろぐ) いや、別に知ってるわけじゃ・・・。

B 見たのかよ。 聞いたのかよ。 どうしてそんなこと知ってるんだよ。 言えよ。

A いや、そういうんじゃなくて・・・。

B ごまかすなよ。 うちのかあちゃんが出べそだったら、大問題だぞ。

A ほら、あのさぁ、よく言うじゃんか、一般にだよぅ。 「おまえの・・・」。

B あん? おまえの、なんだ? もう一遍言ってみろよ、え、なんだよ。

A いや、それはその・・・。

B 言えよ、誰から聞いたんだよ。

A たぶん、オレの聞き間違いだよ。 ごめん、忘れてくれ。

B んな大事なこと、聞き間違えるわけないだろ。 ごまかすなよ。 言えよ。 誰から聞いたんだよ。

A 困ったな・・・。 ええっと、その、、、誰だっけ、あ、そうそう、君の、前の彼女だよ。 たしかアケミ
  ちゃんって言ったよね。 うん、そうだよ、アケミちゃんがそんなこと言ってたような気がする。
  でも、もうとっくに別れたんだろ? 今、どこにいるのかな、彼女、はは。

B 縁りを戻して、今一緒に暮らしてんだよ。 そうか、アケミか。 すぐに帰って、問い詰めてやる。
  でまかせだったら、半殺しだ。

A ちょ、ちょっと待て。 違う、違った。 アケミちゃんじゃない。 
  (独白、小声で) おー、やべぇ。アケミちゃん、半殺しになっちまう。 
  (元の調子で) そうだ、思い出した、前の前の彼女だよ。 勘違いした。

B なに? ほんとか? 間違いないな?

A う、うん、間違いない。

B 絶対、間違いないな?

A ぜ、ぜったい、間違いない。

B ライオンの口に、手入れられっか?

A い、入れられる。

B よし。 ということは、スミレがしゃべったんだ。 あいつの居場所はわかってる。 今から行って、
  とっちめてやる。

A ま、待て。 違った。 ごめん。 えーっと、その、えーっと。 なんだっけな。 そうだ、前の前の前の
  前の、そのまた前の彼女だ。 もう、名前も思い出せないけど。
   (独白、小声で) これなら、ごまかせるよな。

B なに? 前の前の前の前の、そのまた前の彼女だぁ? 間違いないな?

A ま、間違いない。 (独白、小声で) ま、まさか・・・。

B 前の前の前の前の、そのまた前の彼女かぁ。
  (突然、頭を抱えて) あ、あいつか! マサミだ。マサミに違いない。 そ、そ、そうだったのか。 
  マサミの口から出たのか・・・。 だったらそれは「真実」だ。
                                                              了

(真似し小僧になったあたりから、関西弁はどこへやら、漫才どころではなくマジ焦った会話になっていく、、、その調子の変化がポイントです)
[PR]

by bibinga | 2009-07-09 00:46 | 創作