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プロコフィエフの短編小説+日記

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プロコフィエフの「短編小説集」が図書館の新着図書コーナーに置いてあったので借りてみた。

小説が11編、それに1918年に日本に滞在した時の日記が収録されている。(若い頃から日記をつけていて膨大な量があるそうだが、その抜粋である)

ざっと読んだ限りでは、小説はさして面白いものでは無いように思うが、それはこちらの鑑賞眼の無さや読み込みの不足によるものかもしれない。(とはいえ、素人に書ける水準を遥かに超えるものであることを認めるのは、やぶさかではない)。

日記はなかなか興味深い。

プロコフィエフはずいぶんと自信家のようである(もっとも、誰しも日記の中ではそうなるのかもしれないが)。作曲はレーガーやラヴェルよりも自分の方が上だと書いているし、ドビュッシーのこともこきおろしている。自作の小説にも結構な自信を持っていたようだ。人間プロコフィエフ、実はちょっとヤな奴かも(笑)。

それにしても、彼は自分の日記が死後、出版されるなどとは思っていなかっただろう。日記読まれたら、いい気持ちはしないだろうなぁ。(日本の芸者がとても気に入った、なんてことまで書いてあるし)

出版を決めたのはプロコフィエフの長男らしいので、まあ、息子がしたことなら仕方がないかとは思うものの、なんとなく気の毒になってしまった。
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by bibinga | 2009-10-31 23:07 | その他  

久々の料理

2009年10月24日(土)

先の土曜日、久方ぶりに厨房に立った。

d0135403_1423177.jpg昼間、例によって魚屋に繰り出し、「魚政」で見事な「鯛のあら」が格安で売られていたので、ブイヤベースを作ることにしたのである。

具には「鱈の切り身」「いか」を買い、さらに「川島鮮魚店」をはしごして、「アサリ」、「タコ」、「エビ」を購入。


d0135403_15445.jpg鯛のあらに、熱湯をかけて臭みを取り、流水で丁寧に洗う。寸胴鍋に水を張り、鯛を入れ、火にかける。

野菜くず(玉ねぎの芯、長ネギの根、ニンジンの皮など)とブーケガルニを投入し、コトコトと炊く。

炊き上がったら、ザルで濾し、スープを取る。(ああ、これだけでも十分おいしそう!)


別鍋にオリーヴオイルとにんにくを熱し、にんにくの香りが油に移ったところで玉ねぎと長ネギのスライスを投入、しばらく炒める。しんなりしたら、トマトピューレを入れる。

イカ、タコ、エビ、鱈の切り身を投入し、さらに炒める。アサリを入れ、白ワインを注ぎ、強火にしてアルコールを飛ばす。アサリは熱で貝のふたが開いてくる。

d0135403_1202320.jpgこの状態の鍋に、先に取った、鯛のあらのスープを入れる。ドボドボ入れる。

サフランを投入。魚の出汁とサフランのすばらしい芳香があたりに漂う。

具の魚介に火が通ったら、出来上がり!


d0135403_1222314.jpg「なんちゃってレシピ」であり、適当な素人料理であるが、腕の無さを素材がカバーしてくれる。

おおおおおお、旨いじゃないの!!


d0135403_1235370.jpg副食には、ぼっちゃんかぼちゃのキノコ・クリームソース詰め。(これは家内の作)


d0135403_1595655.jpgパンは、魚政や川島鮮魚店の近くにある、天然酵母のパン屋で買った食パン。これがまた、絶品。


d0135403_1564947.jpgワインはトスカーナの白。

Lamelle 2007, Il Borro (Toscany, Italy)

この白はイイ! 粘度は低く、さらさらするすると喉を通り、この感覚はちょっと頼りなくて物足りない。しかし、ミネラルがしっかり効いていて、塩っぽさがある。フレッシュな酸。グレープフルーツを主体に、青い果実も背後に感じられる。魚介類に相性抜群。たぶん、生ガキにもピッタリ合うだろう。
(満足度80)

むむーん、最近、日本酒を飲むことが多いが、ブイヤベースに白ワインをぐびぐびやると、これはこれで至福の境地である。

そしてまた、秋が深まるにつれ、気候は、赤ワインへの欲求を刺激する。ああ、これも飲みたい、あれも飲みたい、、、、身悶えの日々である。
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by bibinga | 2009-10-29 01:41 |  

コンサート備忘録(ラフマニノフ「晩祷」)

d0135403_054201.jpg2009年10月23日(金) 19時
東京カテドラル 聖マリア大聖堂

河地良智指揮
東京トロイカ合唱団

ラフマニノフ「晩祷」



ラフマニノフが作曲した無伴奏の合唱曲。滅多に演奏されない名曲、とのことで興味を惹かれ、聴きに行った。

プログラムによれば、この曲はロシア正教の典礼曲であり、大きな祝日や主日の前夜に夜を徹して行われる礼拝のために書かれ、全15曲からなる。

1915年に完成したラフマニノフ中期の傑作であるが、ソビエト政府の宗教弾圧のために存在が葬られ、長らく日の目を見なかったという。


私は、ロシア正教の何たるかを知らず、その教会音楽も知らず、この曲について語れる素地を持たないが、「感銘を受けた」とだけは書いておこう。ただし、それは、音楽だけの力ではなく、「場」の力もあったのだと思う。

東京カテドラル聖マリア大聖堂は、見事な造形の建築物である。丹下健三氏の設計により1964年に落成したこの建物は、上空から見ると十字架の形をしている。内部はコンクリート打ちっぱなしの大空間になっており、正面は、上方の天井に向かって両横の壁が曲線を描いて伸び、大きな三角形を形成している。巨大な岩窟を思わせ、静謐でありながら威厳がある。

ここにいるだけで、既に心は「場」の力に支配されてしまっている。心が支配されるのは、恐ろしいことだ。信じたことは、その人間にとって唯一の真実となり、世界を閉じる。

自分は天邪鬼な人間であり、かなり懐疑的な性格だ。それは、支配されるのが嫌だ、ということなのかもしれない。「目標に向かって突き進む」のも、好きではない。単に怠惰なだけ、ということもあるが、何かそこに「物を見えなくする」要素が入っているように感じ、距離をおいてしまう。

合唱団の演奏は技術的な問題を超え、感動的だった。折からの多忙で、終演後、余韻を味わう余裕も無くそそくさと席を立ち、一目散に会社に戻らざるを得なかったのが、なんとも味気なかった。

<付録>
d0135403_0181395.jpgラフマニノフついでに、最近見つけた出色のCDを。

スティーヴン・オズボーン
ラフマニノフ 24の前奏曲

- 前奏曲嬰ハ短調op3-2
- 10の前奏曲 op23
- 13の前奏曲 op32

オズボーンは注目しているピアニストの一人である。過去、実演を聴いたときの備忘録はココ

この人は、およそ耽溺するということをせず、冷静なアプローチであるが、曲を捉える感性が抜群に鋭い。このCD、強くお薦めする。
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by bibinga | 2009-10-24 23:55 |  

目で見る駄ジャレ

※ 最近、ネタがあまり無いので、場つなぎです。くだらなくって、すみません・・・。 m(_ _;)m

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                                      (多いお茶)
                                       
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by bibinga | 2009-10-17 00:30 | その他