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神亀利き比べ

2010年8月10日(火) 埼玉県内某所にて

月1回、埼玉県内の蔵元を招いて「利き酒の会」を催している店がある。今月はかの有名な「神亀」の会、会社の仲間4名で参加した。

神亀酒造の小川原良征専務は、「日本酒(純米酒)は燗酒に限る」がご持論。「夏場こそ燗酒を楽しんで欲しい」とのことで、活性にごり酒を除く全ての酒が、小川原専務御自らの加減による燗で供された。

この日の酒・食のメニューは次のとおり。
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酒が良いのは勿論のこと、料理も実に見事であり、とりわけ「地鶏のたたき」、「深谷牛とフォアグラのミートボール」、「黒豚と茄子のミルフィーユ仕立て」、この3品には感銘を受けた。また、すまし汁で供された「しじみ汁」の奥深さには、完全に脱帽であった。

酒は、神亀のトップクラスの酒が次々に絶妙の燗具合で、かつ、料理とのマリアージュも考慮の上でサーブされた。

純米大吟醸、純米吟醸は、徳島産の山田錦から作られる。
対して、小鳥のさえずりは、鳥取産の山田錦から作られる。(鳥取の鳥をとって、「小鳥のさえずり」と命名したそうである)

両ライン間には明確なテイストの違いがあり、前者は酸の切れのあるスタイリッシュな酒であるのに対して、後者は丸みと甘みのあるふくよかな酒である。

自分は元来、酸のある酒が好きで、本日の酒の中では、第1に「ひこ孫純米吟醸・7号酵母」、次に「ひこ孫純米大吟醸」が気に入った。

ひこ孫 純米吟醸(7合酵母)
 酸、線の細さ、スラッと美人、すっと消える、素朴、樋口一葉

ひこ孫 小鳥のさえずり
 甘み、丸み、ふくよかさ、包容力、吉祥天

ひこ孫 純米大吟醸
 アフターの長さ、初めのインパクト、酸、パイナップル、夏目雅子

ひこ孫 純米
 後口に丸み・甘み、やすらぎ、親近感

ひこ孫 純米吟醸(9号酵母)
 基本細身だが7号酵母より若干ふっくら、要素が多い、バナナ、バニラ

これは、使い終わった後、持ち帰ってお土産となる「お猪口」。
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「酒は純米、燗ならなお良し 上原浩」と書かれている。上原氏は、「夏子の酒」に登場する上田久先生のモデルと言われる。「純米酒を燗で」をモットーとする神亀の小川原専務と考えが通ずるということであろう。

私は家では日本酒は冷やで飲むことが多いが、今年の冬は燗酒を試してみよう。
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by bibinga | 2010-08-11 00:18 |