ワイン備忘録

久々のワイン備忘録。

d0135403_018198.jpg12月23日
Cote de Nuits-Villages 2005, Domaine Gille(Bourgogne, France)
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2005, ドメーヌ・ジル

裾物のワインだが、これ、いける! 

チェリー系の香りがふわっと残る。贅肉がなく、楚々として慎み深く、ピュア。少し熟成感も出始めており、出汁的な旨みもある。

飲み飽きしないワイン。偉大なワインではないけれど、こういうワイン、好きだなぁ。毎日飲んでもいいね。
(偏向した好みを反映した満足度83)


d0135403_0181751.jpg12月24日
Gigondas 2007, Domaine Santa Duc (Rhone, France)
ジゴンダス 2007, ドメーヌ・サンタ・デュック

前日とは正反対の重~いワイン。この作り手は大変評判が高く、かねて一度飲んでみたいと思っていた。

色は黒みがかった深い紫。煮詰めたプルーン、いちじく、カシス、チョコレート、ヴァニラ、八角などなど、物凄く要素が多い。

凝縮した素晴らしいワインである。ただ、果実味が豊富すぎて、ちょっと甘い。個人的には、寂しくて薄幸の、もっと酸っぱいワインが好きだ。
(良く出来ている度84、好み度79)



ノート
d0135403_02392.jpg・ ジゴンダスは南仏にある小さな村。15年ほど前、エドモン・ビュルルという名手の作るジゴンダスを飲んで感動したことがあり、「ジゴンダス」「ビュルル」というインパクトのある名前の響きとともに記憶に残っている。そんな経緯で「ジゴンダスって、どういう所?」と興味があり、わざわざ畑を見に行ったことがある。(物好き)


d0135403_025954.jpg・ 村の近くにただならぬ気配を発している畑があり、思わず車から降りて畑に分け入り、じっくりと観察。


d0135403_031686.jpg・ とてつもない貫禄を持った見事な樹である。樹齢100年近いのではないだろうか。こんなに樹勢が強くて実に養分が溜まるのか?、とも思うが、ワイルドな奔放さの放射する凄みはそういう疑念をもかき消してしまう。誰の畑なんだろう、飲んでみたいなぁ・・・。
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# by bibinga | 2010-12-30 22:59 |  

2度目のフル

d0135403_1255497.jpg2010年12月12日(日)

第6回 さのマラソン
フルの部(42.195km)


グロス 4時間05分台
ネット    同 上




d0135403_12551934.jpg今シーズンのランニング状況はすこぶる低調。
日頃ほとんど走れておらず、11月はエントリー
していた大会を欠場する体たらく。今月も引き
続き思わしくなく、この状態でフルを走り切れ
るかどうか心許なかったが、欠場を続けると
気持ちが完全に折れてしまいそうなので、意
を決して走ってきた。

幸い、天候に恵まれ、山間の美しい景色の中
を気持ちよく走ることができた。

30キロ過ぎに脚にきて、目標のサブ4には届
かなかったが、アラ4で完走。今の体調として
は、ま、上出来だろう・・・。

次回大会は、1月上旬にハーフの予定。これも記録狙いではなく、気分転換として気楽に走ろう。
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# by bibinga | 2010-12-18 11:33 | ランニング  

ダブルさなぎ、羽化の瞬間

しつこく、さなぎネタ。

羽化の近づいていたダブルのさなぎ、ついに今朝、2匹とも蝶になった。

上側のさなぎは既に羽化し終わっており、窓を開けたら飛び立ってしまった。「ああ、行ってしまった」と落胆していたら、下側のさなぎから、もぞもぞと出てくるではないか。

さなぎから抜け出すまで、1分かかったかどうか。意外にすばやい。無防備な状態を長くは晒さない、ということだろう。

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5分も経つと、だいぶ羽がしっかりしてきた。
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もう少し見ていたかったが、会社に行く時間が迫り、ここまで。
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# by bibinga | 2010-09-06 22:59 | その他  

さらに さなぎ

昨日レポートした2つのさなぎは、今日は羽化しなかった。

が、他にも沢山さなぎが付いていたので、枝ごと切り取ってきた。数日後には家の中に、モンキチョウがひらひら飛んでいるかもしれない。
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枝豆みたい。
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こちらは既に脱皮済みの抜け殻。
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# by bibinga | 2010-09-05 20:09 | その他  

ダブルさなぎ

この木は、次々にモンキチョウを生産し続けている。
さなぎ2つとも、明朝にも羽化しそうな気配。
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# by bibinga | 2010-09-04 23:59 | その他  

神亀利き比べ

2010年8月10日(火) 埼玉県内某所にて

月1回、埼玉県内の蔵元を招いて「利き酒の会」を催している店がある。今月はかの有名な「神亀」の会、会社の仲間4名で参加した。

神亀酒造の小川原良征専務は、「日本酒(純米酒)は燗酒に限る」がご持論。「夏場こそ燗酒を楽しんで欲しい」とのことで、活性にごり酒を除く全ての酒が、小川原専務御自らの加減による燗で供された。

この日の酒・食のメニューは次のとおり。
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酒が良いのは勿論のこと、料理も実に見事であり、とりわけ「地鶏のたたき」、「深谷牛とフォアグラのミートボール」、「黒豚と茄子のミルフィーユ仕立て」、この3品には感銘を受けた。また、すまし汁で供された「しじみ汁」の奥深さには、完全に脱帽であった。

酒は、神亀のトップクラスの酒が次々に絶妙の燗具合で、かつ、料理とのマリアージュも考慮の上でサーブされた。

純米大吟醸、純米吟醸は、徳島産の山田錦から作られる。
対して、小鳥のさえずりは、鳥取産の山田錦から作られる。(鳥取の鳥をとって、「小鳥のさえずり」と命名したそうである)

両ライン間には明確なテイストの違いがあり、前者は酸の切れのあるスタイリッシュな酒であるのに対して、後者は丸みと甘みのあるふくよかな酒である。

自分は元来、酸のある酒が好きで、本日の酒の中では、第1に「ひこ孫純米吟醸・7号酵母」、次に「ひこ孫純米大吟醸」が気に入った。

ひこ孫 純米吟醸(7合酵母)
 酸、線の細さ、スラッと美人、すっと消える、素朴、樋口一葉

ひこ孫 小鳥のさえずり
 甘み、丸み、ふくよかさ、包容力、吉祥天

ひこ孫 純米大吟醸
 アフターの長さ、初めのインパクト、酸、パイナップル、夏目雅子

ひこ孫 純米
 後口に丸み・甘み、やすらぎ、親近感

ひこ孫 純米吟醸(9号酵母)
 基本細身だが7号酵母より若干ふっくら、要素が多い、バナナ、バニラ

これは、使い終わった後、持ち帰ってお土産となる「お猪口」。
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「酒は純米、燗ならなお良し 上原浩」と書かれている。上原氏は、「夏子の酒」に登場する上田久先生のモデルと言われる。「純米酒を燗で」をモットーとする神亀の小川原専務と考えが通ずるということであろう。

私は家では日本酒は冷やで飲むことが多いが、今年の冬は燗酒を試してみよう。
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# by bibinga | 2010-08-11 00:18 |  

すごすぎる、ヒラリー・ハーン!(サロネン&フィルハーモニア)

2010年6月1日(火) 東京文化会館大ホール

エサ=ペッカ・サロネン指揮
ヒラリー・ハーン(Vn)
フィルハーモニア管弦楽団


サロネン     ヘリックス
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調

  アンコール: バッハ 無伴奏パルティータ第3番からメヌエットⅠ
ベルリオーズ   幻想交響曲
  アンコール: ドビュッシー 夜想曲から「祭り」
          ワーグナー  ローエングリン第3幕への前奏曲

どの曲も素晴らしい演奏であったが、とりわけ感動的だったのはヒラリー・ハーンのソロだ。チャイコンを聴くのはこの1年で3回め。前2回のソリストも悪くなかったが、ハーンの演奏は次元が違う。

テンポも歌い方も、耳に慣れたチャイコンとは随分印象が違う。「こんなチャイコもあり?」と虚をつかれたが、新鮮かつ迫真力のある素晴らしい演奏にたちどころに魅了された。

遅めでじっくりと弾き込むテンポ、しなやかに粘りながら明確さを失わないアーティキュレーション、よく伸びて純度の高い音色。全てが考え抜かれ、磨き抜かれ、確信に満ちている。チャイコにハーンが取り込まれるのではなく、ハーンがチャイコを取り込んでいる。

素人の雑感だが、ハーンは、Vnを旋律楽器として捉えるのではなく、和声を強く意識して弾いているのではないかと思う。型を破った自由な表現をする時に、旋律だけを追っていては四隅が決まらなくなってしまうが、和声を押さえているから音楽が乱れない。

アンコールのバッハは、これまたあまりの見事さにため息が出たが、特にダブルストップの響かせ方の美しさは鳥肌もので、和声感覚の鋭さを如実に示すものと思う。

ハーンは2007年にウィグモアホールでのリサイタルを聴いており、当時は演奏の素晴らしさに心を打たれつつも、いささか生硬との印象を持った。今回の演奏を聴き、技術の高さはそのままに、より大胆に独創性を表出できるようになったと感じた。「守破離」で言えば、「守」から「破」に入ってきた旬の演奏家。これからもますます進化を遂げていくに違いない。大大大ファンになった。


オケも立派だった。フィルハーモニアは技術的には若干甘いところのあるオケだが、海外公演ということで気合いが入ったのか、精緻なアンサンブルだった。持ち味の柔らかい音色に加え、輝かしさとスケール感が加わっていて、巨大建造物のように音が立ち、体の芯にまで響いてくるような迫力があった。(日本のオケは上手いけれども、こういう音がなかなか出せない。過去聴いた中では、朝比奈&N響のブルックナー9番くらいである。これは、あの鈍いNHKホールが揺れていると錯覚するほど、凄い音がした)

ケネス・スミスのフルートは相変わらず上手い。吹く姿は「やる気無さそー」に見えるが、出てくる音は凄い。丸くて明るい音は他の楽器とよく溶けながらも、一際強く輝やいて聞こえてくる。

サロネンは、端正な中にもメリハリを効かせた音楽作りをしていたように思う。幻想の4・5楽章の盛り上げ方は大したものだ。変わったところでは、2楽章にコルネット・オブリガートを採用(1楽章の後、奏者が席を移動し、木管後列に入って吹いていた。どちらが先か知らないが、ラトルも同じようなことをやっているらしい)。5楽章ではスル・ポンティチェロやコル・レーニョをばりばりに効かせていた。

ロンドンで繰り返し聴いたフィルハーモニアやLSOを日本で聴くのは、旧友に再会したように懐かしく、何とも言えずよいものである。かつて見たことのある名画に、別の地で再び出会う喜びと似ている(演奏は1回1回がその場限りであり、同一の物に再会するわけではないが)。

日本公演では、フィルハーモニアの本拠地ロイヤル・フェスティヴァル・ホールよりはるかに良いホールで聞けることも嬉しい。ロンドンの泣き所は、音響の良いコンサートホールが無いことだ。世界中からトップクラスの演奏団体がひっきりなしにやってくるのだから、ウィーンのムジークフェラインとは言わないまでも、サントリーや東京文化並みのホールが1つでもあると良いのに、と残念に思う。
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# by bibinga | 2010-06-06 11:21 |