素晴らしい本
「挑戦するピアニスト」
金子一朗 著
春秋社
感覚やイメージだけに頼って弾くのではなく、楽曲を音楽的に正しく分析・理解して演奏することが何よりも重要、ということを詳細かつ具体的に示している。演奏とは、とてつもなく高度な知的訓練を必要とする行為なのだと、改めて思う。
お気楽な音楽愛好者である私は、全編、共感しまくり頷きまくりで大変面白く読んだが、本職の方々が読んだら、あまりにも鋭く痛いところを突かれてショックを受ける方も出てくるかもしれない。
弾く人も、聴く人も、ピアノでも、他の楽器でも、音楽に何らかの興味を持っている人には、得るところがあるのではないか。
by bibinga | 2009-09-11 23:50 | その他